山の中の牧場
簗瀬牧場は、先代開拓した山の中にあります。
山との共生を大切に、無理な造成をせず、
牧場の施設はゆるやかな葛折りの山路に沿って分散させ、
牛舎は風通しの良い丘陵地に。
爽涼な環境を好む牛の特等席です。
スタッフ全員で、見守り育てる
「おはよう」と牛たちに声かけしながら餌やりをします。「簗瀬牧場の牛はおだやかに育っていて事故率はとても少ない」と獣医師にも褒められる由縁は、スタッフ全員で牛の様子を注意深く観察することです。餌の減り具合や仲良くやっているか、小さな異変も見逃しません。音楽を聞かせ、心身ともに健康な牛たちを育みます。
牛舎の快適性の追求
小鳥のさえずりが聞こえる高度617mの朝日岳。私たちの牛舎は山腹の丘陵地に点在しています。夏も涼しく、牛たちは心地よくたっぷり食べて眠って。さらに快適性は追求し続けており、新牛舎は天井に木材を使用しています。木材は周囲の湿度が高くなると空気中の水分を吸収し、湿度が低くなると水分を放出。屋根との間に断熱材を使用し、露結抑制を実現。夏は涼しく、冬は暖かい、より安定した環境づくりを目指しています。
新型堆肥製造所
平成29年12月に念願の堆肥製造所を牧場敷地内に建設しました。約1000頭分の処理が可能です。スクリューで空気を入れながら、下からきめ細かく攪拌。1カ月程でさらさらとした完熟堆肥ができあがります。